好きなものは好き

青色エイターです。好きなものについて自己満足で書くブログ。

#1 朝焼けの太陽

私のiTunesの曲の中で一番再生数が多い曲、それが「朝焼けの太陽」

「ココロ空モヨウ」の通常版のカップリング曲で、作詞作曲はTAKESHIさん。

歌への知識はほとんど無いけど、そんな私がずっと繰り返し聞いてしまうのがこの曲です。

 

まず初めて聞いた時、イントロの部分でやられた。何あのヴァイオリン(たぶん)。

イントロからもうすでにこの曲は苦しい。

それからギター等がメインで進んでいくけど、ラスト歌い終わった後のアウトロがまたやばい。かっこよすぎる。

だんだんフェードアウトしていくのに気持ちが全然追いついていかない。もっと聞かせてくれってなる。

何故これをライブで披露しないのか、披露したら苦しそうな顔で歌うエイトさんとかっこいいバックバンド&オーケストラが見れるはずなのに!!!

 

そんでもって歌パートがもっとすごい。

いきなりすばるさんの声で『ふさいでもいないのに 黙って消えた君のいる景色』からの山田ハモリ→亮ちゃんでサビに行くのはとってもしんどい。

2番はたっちょん→ひなちゃん→よこ(ハモリ)→すばるでサビ、個人的なことではあるけど組み合わせがすごくいい。

何より歌詞が意味深すぎていろいろ考えてしまう。

 

というわけで、ここからは歌詞について自分なりに考えていく。

『黙って消えた君のいる景色』『こすれた記憶で探った過去も手に取れやしないんだ』

きっと『君』はもういないか、一度失った存在なのかなと想像。その後の『抱きしめる腕で砕けてしまう』でおそらくこの『僕』が『君』を、本意ではなかったにしても傷つけてしまったんじゃないかと思う。

『ただ汚れた街で 真実を求めすぎた二人は』

ここがさらに気になるパートである。真実を求めすぎた二人というのは『僕』と『君』を指しているとして、上のことと繋げると真実を求めすぎてしまったが故に、『君』は傷つきそして消えてしまったのか。

そして一番サビと大サビに使われている『壊すことで守る愛を』『後になって悔やんだって 裁くのは朝焼けの太陽』

やっぱり『僕』が『君』を傷つけてしまったんじゃないかという疑念がさらに強くなる。壊すことで守る愛……どう考えても普通の恋愛じゃない。二人のどちらかに何か問題があったか、あるいは両方に問題があったかは分からないけど、普通に出会って恋をした二人ではないのだろう。たとえば許されない相手に恋をしてしまった、結ばれてはいけない二人が結ばれてしまったとか。

一番までを自分なりに整理すると、結ばれてはいけない『僕』と『君』が恋に落ちて、二人でこの不条理な世界で真実(の愛)を求めていた→しかし、『僕』が『君』を傷つけてしまい『君』は黙って消えてしまった……

 

続いて二番『強がる姿をまにうけては大丈夫としたんだ』

強がってるのはもちろん『君』。続く『うすっぺらい毛布で包んでいたから風邪をひいたんだな』と合わせて考えたい。

この部分では『僕』が消えた『君』を思い出して悔やんでいるように思う。その当時は強がっていることに気付かず、寂しがっている『君』を放置してしまったのではないだろうか。

毛布=愛として、その愛がいつしかうすっぺらいものになってしまった。それは真実を求めすぎて知らなくていいことまで知ってしまったせいなのかなと思ったり。どうしてうすっぺらいものになったのかまだ予想がつかないところである。

『近い誰かによりかかった君でも』『孤独にふるえる背中を思うよりまし』

寂しがった『君』は近い誰かによりかかったらしい。このよりかかるというのは誰かを頼る、少し飛躍するが浮気に近いものと『僕』は捉えている。そして『僕』はそれを仕方ないことだと受け止めている。

本当に『君』が浮気したとは考えにくいけど、『僕』じゃない誰かに頼ったのは事実だと思う。それだけ『君』は限界を迎えていたのかもしれない。

サビでは『気づいた時もういないよ』『やっきになって 探したって』とようやく『僕』が『君』を傷つけてしまったことに気付き探し始めるが見つからない。

『振り返ってみるなら お粗末な内容』なんて言うぐらいには『僕』は自分がやってしまった事の稚拙さと重大さに気付いたのだと思う。『懲りもせんで 地平線で ずっと抱きしめあってたいよ』と『君』への思いを訴えている。

 

一番二番を踏まえて、最後の大サビ。

一番と同じ歌詞の後『愛し合って 互いに求めあう細胞』『スミマセンね この目線で 二度と見つめることは無いの』でこの曲の歌詞は終わる。

最後が俗にいう衝撃のラスト

『愛し合って』の部分で『君』がまた『僕』の目の前に現れ、再び結ばれたかと思いきや『この目線で 二度と見つめることは無い』という風になってしまう。

頑張ってハッピーエンドに捉えられなくもないとは思うけど、何回聞いても『僕』が壊れてしまったようにしか聞こえない。ようやく見つけた『君』を軟禁している図しか思い浮かばない。

これはエイトさんの歌い方も影響しているからかな……悲痛さが全面に出てる気がする。

スミマセンってカタカナなのもすごく気になる。これが『僕』の言っている言葉だとして、カタカナじゃあまり謝っている感じがしない。

『僕』は『君』が戻ってきた喜び、『君』がいなかった間の後悔でぐちゃぐちゃになって、きっと『君』がいなくなる前の『僕』にはもう戻れないんだと思う。だから同じ目線で見つめることはもう無いと言いきれてしまう。

さぁ、果たして『君』はここに戻ってくるべきだったのかどうか……

 

……というようなストーリーが思い浮かびました。

サビとタイトルに使われている、朝焼けの太陽っていうのも色々考えてしまう……。

朝焼けってことは夜が明けた後に出てくる太陽ということ、その太陽が二人の関係を“裁く”“笑う”っていうのは、二人が生きている世界は夜の世界=暗い、日の当たらないということなのかなと。

暗闇でしか生きられない二人を裁くのが朝焼けの太陽っていうのが皮肉っぽい。

 

色々言いましたが、本当はどんなストーリーなのかどこかでTAKESHIさんに語ってほしいです。

考察楽しかった!! 次の曲も楽しく語りたいと思います。